素敵な時間を過ごしましょう!紅茶についての豆知識を詳しく解説します

緑茶や麦茶など色々なお茶の種類がありますが、緑茶・ウーロン茶・紅茶の3つは全て同じ茶樹の葉です。
これは紅茶だけなくお茶の知識や雑学などで覚えておくと役立ちます。
では、どのような形で3つの分類が行われるのか、これは製造工程に秘密が隠されています。
摘み取った葉を最終段階まで発酵させたものが紅茶、蒸したり炒るなどして発酵を抑えたものが緑茶、そして一定期間発酵させて作るのがウーロン茶です。
ちなみに、お茶は中国発祥といわれています。

紅茶もウーロン茶も日本茶も実は同じ茶樹の葉から作られている

紅茶・ウーロン茶・日本茶は、同じ「チャノキ」という植物から作られています。
同じチャノキの葉が、どうして違う味わいや色になるのかというと違いは「発酵度」と「製造過程」です。
紅茶は摘まれた葉を保存し、完全発酵させてから加工されます。
ウーロン茶は、葉の発酵を途中で少しずつ弱めながら止めて作られます。
そしてまったく発酵させないのが日本茶です。
使う葉の部位も異なり、日本茶では若芽が多く含まれるものが良質な茶になります。
これに対してウーロン茶では香りが悪くなるという理由でと若芽は摘まず、使うのは成長した葉の部分です。
一方、製造過程においては、日本茶は最初の段階で茶葉に火を入れるという他のお茶とは大きく違う点があります。
ウーロン茶は発酵途中のものを窯で炒る工程が特徴的です。
紅茶は茶葉をいったん砕いたり、揉んで丸めたり、空気に触れてほぐします。
この揉み方やほぐし方によって紅茶の色や香り、味わいが大きく変わるのです。

主な銘柄の紅茶はティーベルトというエリアで作られている

主な銘柄の紅茶は、ティーベルトというエリアで作られているのが特徴です。
ティーベルトとは、北緯45度から南緯35度までの間にあるエリアのこと。
このエリアは熱帯や亜熱帯気候の地域が多く、標高が高い場所では質の高い紅茶が栽培されています。
綺麗な水や土壌に恵まれているのも、良質な茶葉が生み出されている理由の一つ。
例えば、世界三大紅茶の一つとして知られているダージリンは、インド東北部のヒマラヤ山麓が産地です。
この地域には80以上の茶園があり、茶園やシーズンごとに個性豊かな茶葉が作られています。
インド同じく、ティーベルト内にある生産地として有名なのがスリランカです。
スリランカでは、セイロンティーが作られています。
元々はコーヒー栽培が盛んでしたが、イギリス植民地時代の影響などによって紅茶の栽培も開始されました。
東と西で雨季と乾季が反対になるという独特の特徴があることから、産地ごとに異なる風味の茶葉が生産されています。

紅茶のベースとなる三大銘柄について

世界には三大銘柄の紅茶があるといわれています。
三大銘柄の紅茶がベースとなり、さまざまなブレンドティーが作られています。
その一つは、インドが産地のダージリンです。
茶葉の収穫時期によって、春摘みのファーストフラッシュ・夏摘みのセカンドフラッシュ・秋摘みオータムナルという種類があり、それぞれの味わいを楽しめるのが特徴です。
春摘みが爽やかな味わいを楽しめるのに対して、秋摘みではコクのあるブランデーのような深い味わいを堪能できます。
スリランカの高地で栽培されているウバは、花のような甘い香りが魅力。
甘い香りと渋みのある味わいがバランスが良いと評判です。
ウバ独特の香りが苦手だという場合は、ミルクティーにして飲むのがおすすめです。
中国で作られている紅茶のキーマンは、東洋的なスモーキーな香りが特徴です。
キームンともキーモンとも呼ばれています。
収穫シーズンが6月〜9月と限られていることもあり、少量しか生産されていない貴重な紅茶です。

同じ紅茶でも産地によって味が異なるので適した飲み方がある

紅茶は香り高く風味豊かな飲み物です。
しかし味わいはその産地によって異なり、それぞれの茶葉が持つ特徴や風味が異なるため適切な飲み方も異なることがあります。
最も有名な産地の一つはインドです。
インドのアッサム地方では、強いコクと深い色合いが特徴のアッサム紅茶が栽培されます。
ミルクと砂糖を加えて飲むことが一般的で、アフタヌーンティーや朝食のお供として愛されています。
ミルクティーとして楽しむことで、茶の渋みが和らぎ、豊かな風味が際立ちます。
一方スリランカ(セイロン)産は、軽やかな味わいが特徴です。
セイロンティーはフルーティーで爽やかな香りが楽しめるため、レモンやハチミツを加えてアイスティーやアイスレモンティーとして楽しむのがおすすめです。
暑い日にぴったりの爽快な一杯と言えるでしょう。
中国はその多様性が魅力の一つです。
例え祖国とも言える福建省では、ダージリンやキーマンのような芳醇で華やかな紅茶が生産されます。
これらの茶葉は花の香りやフルーティーなノートが広がり、軽やかな飲みごたえがあります。
一方で広東省は甘みが強調され、砂糖を加えずに楽しむことができます。
適切な飲み方は、その産地に合わせて異なりますが、共通して大切なのはお茶をゆっくりと楽しむことです。
茶葉にじっくりとお湯を注ぎ、香りを楽しみながら飲むことで、紅茶の本来の風味を引き立てることができます。

紅茶でミルクティーには向かない茶葉について

ミルクティーに不向きな茶葉は、ヌワラエリア、ファーストフラッシュのダージリンなどです。
これらは抽出した色が薄く淡いので、紅茶本来の色がミルクの濃厚さによってかき消されてしまいます。
オレンジを帯びる色が特徴のダージリンは、春・夏・秋と年に3回の旬の時期を迎えます。
それぞれ春摘みをファーストフラッシュ、夏摘みをセカンドフラッシュ、秋摘みをオータムナルと呼びます。
ファーストフラッシュは黄色からオレンジ色の薄い色と、若々しい爽やかな香りが特徴です。
ダージリンはセカンドフラッシュとオータムナルが主流で、セカンドフラッシュとオータムナルならストレートティはもちろんミルクティでも楽しめます。
ヌワラエリアはウバと並んでスリランカを代表する紅茶のひとつです。
ほどよい渋みと花の香りがあり、緑茶に似た風味が特徴です。
このように抽出した水色の濃さが薄い紅茶は、ミルクティーには向かない紅茶の目安になります。
他の茶葉で迷ったときは抽出した水色を基準にするのがおすすめです。

紅茶がおいしくいれられるかは葉の様子を見るとわかる

紅茶をおいしく淹れられるかどうかは、お湯を注いだ後に、ジャンピングが起こるかが深く関係すると言われています。
ジャンピングとは、ポットにお湯を注いだ時に水中で茶葉が対流して、上下に動く現象のことです。
このような状態になると、茶葉がしっかりと開き、紅茶の香りが引き出されて本来の味を味わうことが出来るようになります。
また、紅茶の中に含まれる成分を抽出するためには、沸騰する直前の熱湯が必要です。
ティーポットが冷たい状態でお湯を入れると、お湯が冷めてしまって茶葉が動きにくくなりますので、予めお湯を注いで温めておくと良いでしょう。
たくさん空気を含んだ水を使用するのも、この逆流状態を引き出すポイントです。
水道水やかんに注ぐ際に、勢い良く入れると、より空気を含んだ状態になることが可能です。
ミネラルウォーターを使用する場合は、やかんに注ぐ前にペットボトルをしっかり上下左右に振ると、空気がより含まれるのでおすすめです。

紅茶の種類によっておいしく飲めるクォリティーシーズンがある

紅茶は、年に何度か収穫されます。
クォリティーシーズンは、紅茶の品質が最も高く、茶葉の特徴が最も出る時期の事です。
このクォリティーシーズンは、産地の環境やその年の天気によっても異なる事があります。
同じ国によっても、クォリティーシーズンが異なる事もあるため多少前後する事があります。
産地は、スリランカ・インド・中国・インドネシア・ケニア・ネパールなど多くの国で収穫されます。
スリランカはウダプセラワやディンプラ、ヌワラエリヤ、ウバの茶葉の産地です。
ウダプセラワとディンプラ、ヌワラエリヤは1月から2月。
更にウダプセラワとウバは7月から8月、ヌワラエリヤは6月から7月がクォリティーシーズンとされています。
ダージリンやアッサム、ニルギリなどの茶葉はインドが産地。
7月と12月を抜いた1年を通して何かしらのクォリティーシーズンに掛かっているため、美味しい茶葉をい頂く事が出来ます。
中国では3月から4月には雲南紅茶、8月にはキームンという茶葉が良い時期とされています。
美味しい紅茶をいただく際にはシーズンを考慮する事も楽しいかもしれません。

紅茶でアイスティーを作ると濁ってしまうのは化学反応が起きているため

紅茶でアイスティーを作ると濁ってしまう、というケースは多いです。
これは紅茶を淹れる際に化学反応が起きているためで、この現象をクリームダウンと言います。
熱い紅茶を冷却したことで茶葉に含まれるカテキンとタンニンいうポリフェノールが結合し、結晶化することで水色が濁ってしまうのです。
ゆっくり冷えていく中で結晶化してしまうため、これを防ぐためにはいくつかポイントがあります。
茶葉を選ぶ際には、アイスティーに向いているものを選ぶということが重要です。
タンニンの少ないものが良いとされていて、アールグレイ・キーマン・ニルギリ・キャンディーなどが向いています。
アッサムやウバなどはタンニンが多いため避けた方が無難です。
冷蔵庫でゆっくり冷ますのではなく、急冷するというのもポイントです。
濃いめに入れた紅茶を、茶漉しで濾しながら氷の入った容器に入れて一気に急冷すると澄んだ色のお茶になります。
また、甘くても良い場合には砂糖を入れると結晶化を防げます。

紅茶に蜂蜜を入れて飲む時に注意すること

紅茶に蜂蜜を入れて飲む時、色の変化が見られる場合があるので注意してください。
主な成分は糖分と水分で、その他にもミネラルやビタミンなどが少し含まれています。
色の濃い蜂蜜には、ミネラルの一つである鉄分が多いのが特徴です。
紅茶の中に入れて黒く変色するのは、蜂蜜の鉄分と紅茶のタンニンが結合してタンニン鉄が生成されるからとされています。
紅茶が黒く濁ったとしても、特に健康に害はないので安心してください。
ただ、色の変化が気になる場合は、鉄分が少ない蜂蜜を選ぶようにしましょう。
蜂蜜は一見同じように見えますが、種類によってミネラルの量が異なります。
基本的には色が濃いものは、鉄分が多いと考えても問題ありません。
例えば、色が濃いめのそば蜜は、ミネラルが多いとされています。
色が変化しにくいものを選びたいなら、アカシアやレンゲ、クローバーのハチミツがおすすめです。
フルーツ系やハーブ系のタイプを選ぶのが良いでしょう。